不動産を購入する時にほとんどの方が住宅ローンを利用されます
住宅ローンは単独もしくは夫婦でローンを組むことができ、メリット・デメリットがあります
夫婦でローンを組まれた場合に共有名義の住宅ローンを組んでいる場合は離婚するから精算するということはできません
現実的には売却するという方法がベストだと思われます
共有名義の不動産の売却で注意したいことについてまとめてみました
マイホームを売却する賃貸にする?
売却査定が重要
最近ではネットで売却情報が出回っているので、不動産屋に査定を依頼しない方もいらしゃいます
ポータブルサイトなどの売買金額は高すぎる可能性もあり、1年~2年売れ残っている場合もあります
不動産の売却には売却専門会社に査定をしてください
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その際、必ず3社~5社には相談してください!
時間・手間もかかりますが、ここが重要です
不動産会社によって査定金額はバラバラです
大事な資産を適切に売却するには複数社に査定を依頼することはもちろんのことです
更に重要なことは知識豊富で一生懸命仕事をする営業マンと出会うことです
いろいろな営業マンがいますので、5社に相談すれば本当にいい方に出会える可能性が高いです
不動産一括査定サイトはメリット・デメリットがありますので、利用される場合は確認されていたほうがいいかもしれません
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アンダーローンもしく自己資金が前提の売却!
売却することは住宅ローンの完済が前提になります
住宅ローンを完済しないと不動産の所有権を制限する抵当権がついているためです
もし、住宅ローンの残債より安い価格でしか売れない場合は足りない分については現金を用意する必要があります
現金がない場合は任意売却を検討する必要があります
任意売却とは金融機関の許可の上、オーバーローンの差額部分を後払いにしてもらうことです
こちらの場合は個人情報にも影響が出る可能性もありますので、利用には十分にメリットデメリットを理解してからになります
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離婚による売却の時期
離婚による売却の場合、離婚前のほうがおすすめです
売却で現金を手にするには早くても2週間~1か月かかります
さらに高額で売却する場合は時間がかかります
売却方法には2通あります
- 不動産屋の仲介による売却
- 不動産屋の買取
仲介による売却の場合は相場の95%~125%の中で売却できることに対して、買取の場合は相場の60%~70%になります
住宅ローンの残高にもよりますが、90%以上の方は仲介による売却を選ばれます
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離婚による売却は価格が下落傾向
離婚による売却の場合は更に5%ぐらい安くなる可能性があります
離婚理由による売却の住宅を避ける傾向があるためです
購入者は売却理由を必ず聞いてこられます
- 資産処分
- 住み替え
- 離婚理由
- 田舎に帰る
- 住宅ローンが苦しい
など理由は様々ですが、虚偽申告していると後でトラブルになる可能性もあります
お隣のおしゃべりの奥様から伝わること考えられますので、正直に伝えたほうがいいと私は思っています
まとめ
離婚のために共有名義の不動産の売却について注意点や方法についてまとめてみました
共有名義であるために夫婦での納得が必要になりますので、手続きやデメリットを考えての売却活動が必要になります
一番重要なことは不動産査定・いい不動産屋さんに出会うことです
売却のパートナーと十分に販売計画を行いましょう
売却するにはアンダーローンもしくはオーバーローンであっても自己資金が必要です
売却には住宅ローンの完済が条件になるからです
売却には買取(相場の60%~70%)・仲介(相場の95%~125%)があります
注意したいことが、オーバーローンで自己資金がない場合は任意売却という方法がありますが、リスクもあることをご注意下さい
離婚による売却の場合は価格が5%ぐらい安くなる場合もあります
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