正直不動産に登場する旗竿地とは?特徴や売買のポイントなどもご紹介します!

正直不動産の第37直では、旗竿地がテーマとして扱われています。

しかし、漫画の中だけでは実際の旗竿地がどのようなものなのか、分からない人も多いでしょう。

そこで今回は、正直不動産に登場する旗竿地とは?というテーマで、特徴や売買のポイントなども併せてご紹介していきたいと思います。

目次

正直不動産【第37直】で登場する旗竿地とは?

それではまず、正直不動産【第37直】で登場する旗竿地について解説していきましょう。

旗竿地とは、道路に繋がっている横幅が2m程度の竿(通路)部分の先に、建物が建つ部分がくっついている形の土地の事を指します。

土地の形が、竿に旗がくっついている様に見える事から旗竿地と呼ばれています。

なぜ、旗竿地の様な土地が売られているのかと言うと、その方が不動産屋さんにとって効率的に売れるからです。

そもそも旗竿地として売られている土地は、もともと広くて四角い1つの土地であった場合が多いです。

しかし、その土地をそのまま売ってしまうと価格が高くなってしまい買い手がつかないため、いくつかの分譲にして価格を下げる事で売りやすくするわけです。

その際、限られたスペースの土地を効率的に利用する方法として、旗竿地が作られているのです。

そんな旗竿地の特徴は、やはり他の物件よりも価格が安いという点が挙げられます。

また、土地の構造的に居住スペースが道路から離れた位置にあるため、通行人の視線や外の雑音などに悩まされる事も少ないでしょう。

正直不動産でテーマとなっている旗竿地の問題点は?

では次に、正直不動産でテーマとなっている旗竿地の問題点について解説していきましょう。

 再建築不可物件の可能性がある

まず1つ目は、再建築不可物件の可能性があるという点です。

旗竿地の中には、竿(通路)部分の横幅が2m未満のものが存在します。

その場合、その旗竿地は再建築不可物件として扱われてしまい、家の建て替えなどが出来なくなってしまいますので注意が必要です。

居住スペースが少ない

2つ目は、居住スペースが少ないという点です。

旗竿地の面積は、居住スペースの部分と間口(通路)部分の合計が土地全体の面積として扱われます。

そのため、カタログ上の面積よりも居住スペースは少なくなりますので、実際に土地を見ておく事が大切です。

余分なコストがかかる

そして3つ目は、余分なコストがかかるという点です。

旗竿地は竿(通路)部分が建物まで距離があるので、水道や下水などを引き込む際に余分なコストがかかる場合が多いです。

正直不動産に登場する旗竿地の売却のポイント

では次に、正直不動産に登場する旗竿地の売却のポイントについてご紹介していきましょう。

竿の横幅が2.5m以上の余裕がある

まず1つ目は、竿の横幅が2.5m以上の余裕があるという点です。

一般的に、旗竿地の竿(通路)部分は駐車場として利用する場合が多いです。

そのため車を所有している買い手には、竿の横幅が2.5m以上の余裕がある旗竿地は売りやすいと言えます。

 隣近所の人に売却交渉する

2つ目は、隣近所の人に売却交渉するという方法です。

自分の土地を売る予定がある隣近所の人がいたら、その人に旗竿地の売却交渉をしてみましょう。

隣近所の人からすれば、もともと売る予定だった土地に旗竿地の部分が加わる事で、1つのまとまった土地として売る事が出来るので、条件が折り合えば交渉に応じてくれる可能性は十分にあります。

 隣近所の人の土地を譲ってもらう

3つ目は、隣近所の人の土地を譲ってもらうという方法です。

隣近所の人から土地を譲ってもらえれば、旗竿地の竿(通路)の部分が解消されるので、普通の土地として売る事が可能になります。

また、土地の条件などで竿(通路)部分が解消出来なかったとしても、竿の横幅を改善する事で従来の旗竿地よりも売りやすくなるでしょう。

 不動産投資家や買取業者に売却する

そして4つ目は、不動産投資家や買取業者に売却するという方法です。

旗竿地が再建築不可物件などで、どうしても売れない場合は不動産投資家や買取業者への売却を検討しましょう。

一般の人が買わないような物件でも、投資家や買取業者なら買う可能性があります。

しかし、どちらに売却する場合でも高値では売れないので、その点は覚えておくようにしましょう。

正直不動産で登場する旗竿地の売却価格相場

それでは最後に、正直不動産で登場する旗竿地の売却価格相場についてご紹介していきましょう。

まず、竿(通路)部分の横幅が2m未満の再建築不可物件の旗竿地の相場は、一般的な土地の売却価格の3割程度とされています。

次に、竿(通路)部分の横幅が2m以上の旗竿地の相場は、一般的な土地の売却価格の7割程度とされています。

また、竿(通路)部分の横幅が大きくなれば、そのぶん売却価格も上がります。

まとめ

さて今回は、正直不動産に登場する旗竿地とは?というテーマで、特徴や売買のポイントなども併せてご紹介してきました。

正直不動産で登場した旗竿地にも、色々な種類の旗竿地があるという事が分かりましたね。

旗竿地は売りにくい物件だと言われていますが、ポイントを押さえる事で売れる可能性が高くなります。

また、旗竿地の問題点や売却価格の相場などについても解説しましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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この記事を書いた人

マチ不動産株式会社代表。神戸市東灘区出身。中堅マンションディベロッパーで新築マンションの販売・収益不動産の取引、仲介不動産の所長を経験後、2007年8月に独立開業して現職に至る

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