世の中には、狭い家で子育てを頑張っている方も多いと思います。
しかし、狭い家での子育ては、想像以上にストレスが溜まりますよね。
そこで今回は、狭い家での子育ての悩みや、最低限必要な家の面積もご紹介していきたいと思います。
また、現在の子育てだけでなく、狭い家ならではの将来的な悩みもご紹介していきましょう。
狭い家での子育でストレスになる悩みとは?
それでは早速、狭い家での子育てで、ストレスになる悩みをご紹介していきます。
床座りの生活になる
まず1つ目の悩みは、床座りの生活になるという事です。
狭い家では、ダイニングテーブルが置けないという悩みが意外と多いものです。
特に、小さな子どもがいるご家庭の場合は、子どもの手が届かない場所に、物を置いておきたいという事も多いですよね。
ダイニングテーブルを部屋の中に置くためには、少なくとも8畳以上のスペースが必要となります。
実際に8畳の部屋にダイニングテーブルを置いたとしても、棚類や色々な家具があるため、生活スペースとして稼働できるのは、4~6畳ほどになってしまうからです。
狭い家での子育てでは、こうした便利なダイニングテーブルを置いてしまうとさらに部屋の中が狭くなってしまうので、置けないという悩みが多く挙がるのです。
そのため、こうしたダイニングテーブルが置けない狭い家の場合は、小さなテーブルを床に置いて、床座りの生活になりがちです。
こうなると、小さな子どもの場合、食事の準備の時などせっかくテーブルに置いたものを、ひっくり返してしまう事が多く、ストレスが溜まるというわけです。
幼い子がいるとパソコンが開けない
2つ目の悩みは、幼い子がいるとパソコンが開けないというものです。
こちらの悩みも、ダイニングテーブルが置けないというものに繋がるのですが、最近では新型コロナウイルスの影響で、在宅でリモートワークをする人も増えていますよね。
そうした中で、ハイテーブルが置けないと、幼い子どもがいるとパソコン作業が出来ないという悩みが出てくるのです。
作業しようとして、コタツなどのローテーブルにパソコンを出しておくと、あっという間に子どもの遊び道具になってしまいます。
こうした悩みが、狭い家での子育てでは出てくるのですね。
最低限必要な家の面積とは?
ではここで、最低限必要な家の面積を見ていきましょう。
どのくらいの面積があれば、狭い家とならないのか知りたいですよね。
現在の日本には、国土交通省が定めている「最低限」と「理想」の面積水準があります。
この中で、最低限の居住面積として、単身者の場合は25㎡、2人以上の世帯では10㎡×世帯人数+10㎡となっています。
この事から考えると、一般的な4人家族の場合だと、約50㎡が必要な面積という事になります。
狭い家での子育てで心配なこと
それでは最後に、狭い家での子育てで心配なことはあるのか見ていきましょう。
先ほど、狭い家での子育ての悩みについて解説してみましたが、子どもは成長しますよね。
最初は、低い位置に物が置けないという悩みだったものが、徐々にプライベート空間が必要という悩みに変わってきます。
子どもが小さなうちは、狭い家での子育てでも、子どもも常に親にくっついてくる時期なので、そこまでプライベート空間は必要ありません。
しかし、子どもが大きくなってくると、やはりプライベート空間が必要となってきます。
その時に、心配になるのが子ども部屋を作ることが出来ないという事です。
ベネッセが行った「子ども部屋は必要か?」というアンケートでは、81%の人が「まあ必要」「とても必要」と答えています。
この事からも分かるように、狭い家での子育ては、将来的に子ども部屋を作るという心配に直面する事になるという事が分かりますね。
まとめ
さて今回は、狭い家での子育ては、ストレスが溜まるというテーマで悩みなどを詳しく解説してみました。
狭い家では、必要最小限の生活用品が置いてあるだけでも、自由に使えるスペースが狭くなってしまうため、子育てをするにはストレスが溜まりやすい環境と言えるでしょう。
さらに、子どもがだんだんと大きくなるにつれて、小さな頃とはまた違った悩みも生まれてきます。
狭い家でストレスを溜めながら子育てをしている人は、徐々に解決できる糸口を見つけておくと良いかもしれませんね。