ネットでいい物件見つけたけど、不動産会社に行くと成約済みですと言われることはありませんでしょうか?
囮物件の可能性があります
元々、存在しない物件を掲載してお客様を呼び込む方法で永遠になくならない手法でもあります
おとり広告は宅建業法で禁止されていて、表示規約違反になります
景品表示法第6条、第15条第1項・第2項違反に従わない時は、2年以下の懲役又は300万円以下の罰則があります
おとり広告の方法や見分け方について解説します
おとり物件とは
おとり物件を見分けるためにはおとり物件について知っておく必要があります。
おとり物件はおとり広告、釣り物件、とも言われ違法ではありますが、ビジネスのためしょうがないところもあり検挙されることも少ないようです。
呼び込みみたいなもので物件を見てみたかったり、申し込みたかったりしても紹介してもらえない物件のことになります。
そのため、時間の無駄になるので忙しい人や本当に良い物件を探している人は疲れてしまいます。
自分が求めている物件でないものを紹介されても意味がありませんので見分け方を自分で身につけなければ誰も時間を有効に使わせてくれません。
ただ、おとり物件は悪意な場合とそうでない場合があり、広告をうっても物件がすぐ売り切れてしまったり、すれ違いになることもあり、物件自体の情報が古いままの場合もあります。
これらは悪意でないと思うこともできますが、悪意ですることもできます。
見分け方としては難しいかもしれませんがいくつか条件が揃えば悪意があるかもしれません。
ポータブルサイトのスーモにおとり物件が多い!
家探しをした方はスーモというリクルートが運営しているサイトをご存じの方も多いかもしれません
ポータブルサイト掲載物件は掲載店だけでなく、他の不動産会社も同時に募集されていることがよくあります
不動産会社では横のつながりは特にありませんので、情報確認にタイムラグがどうしても発生します
スーモは1週間に1度、掲載物件の更新を行います
最大1週間前の情報のままのことも可能性としてはあります
掲載物件の10%以上が現在物件がない可能性も
掲載物件を気に入って不動産屋さんに行く前に事前確認で現在空いているかどうか、電話やlineで確認してから不動産屋さんに行くことをおすすめします
賃貸物件には
- 自社管理物件
- 他社管理物件
と2種類の情報があります
自社管理物件であれば、申込情報がすぐに社内で共有されますが、他社管理物件についてはすぐに確認することができません
そのため、在庫確認をしてもらってから現地や不動産会社に行くことで無駄足を避けることができます
おとり物件が少ないサイトってある?
おとり物件が少ないサイトは残念ながらポータブルサイトではありません
ポータブルサイトは物件情報が多数掲載されていることで魅力があります
ただ、複数の不動産会社が掲載しているために不動産会社の姿勢しだいではおとり広告や更新の忘れなどの人為的なミスも考えられます
不動産会社のサイトであればどう?
と思われる方もいらしゃるかもしれませんが、実は不動産会社によっては自社物件の他社の広告掲載を許さない会社も多数あるために、まとまって情報が確認できるサイトはポータブルサイトのみになります
不動産会社運営サイトは情報量が少ない?
不動産会社運営サイトは他社物件を掲載できないために、自社物件と流通物件に限られてしまうために物件情報は大手賃貸会社でも非常に少なくなります
不動産会社のサイトを見て物件を探すのは非常に不効率です
ポータブルサイトをまず、確認してから『物件名』で調べて情報の信ぴょう性を確認することをおすすめします
おとり物件の今後
今後もおとり物件はなくならないと思います
不動産業界のIT化の遅れは非常に深刻です
どうしても人為的な要素もありますが、家主さんが何も知らないところで不動産会社が色々と動くことで売上を上げている会社も多く、実際内部情報は表にはでてくることはありません
おとり物件見分け方
好条件過ぎ
高立地で安い、誰でも欲しい!と思う物件は怪しいです。
かなり好条件の場合は事故物件など訳ありの場合が多いです。
仲介先物が関係しているか
不動産取引には、宅建業法で大家さんとの関係性を提示する決まりになっています。
大家さんと直接でなく間接的に関係性があり、広告を出しても良いと許可されている立場の仲介先物が怪しいです。
直接関係していないため、信頼性が少々損なわれようともやはりビジネスですので売り気が優っていることがあり、そのようなおとり物件も出す可能性が高いです。
定期借家契約で釣る
定期借家契約を巧妙に使い、一般的には住居用の賃貸借契約は2年で更新が可能ですが、契約満了で解約しなければいけないのが定期借家契約です。
引っ越しをすぐする人や立退料が不要になるメリットがあり、それを逆手に取り、集客して結局は違う物件を紹介して入居させるという流れになります。
詳細な情報が載っているか 抽象的すぎないか
建物名、住所(詳細に最後まで)の記載がない場合怪しいです。
おとり物件の場合、詳細に検索されてもう売られているということがわかれば元も子もないはずです。
現地待ち合わせで内見出来るか聞く
おとり物件であれば、実際に現地に出向いてインテリアさえも見させてくれないはずです。
電話などで物件現地の待ち合わせでインテリアも見れるか聞いてみて、大丈夫であればおとり物件の可能性はありません。
ただ、不動産会社によっては来店してからでないと見せられないと断られることもあり、そのような場合はおとり物件の可能性が高いです。
まとめ
不動産業界ではおとり広告撲滅を何度もチャレンジしていますが、閉鎖的な業界であるために長年にわたり全く変わらない事実があります
おとり広告に騙されないようにするためにユーザーが調べて行動しないとなかなか難しいことがあり