隣地と高低差のある傾斜地を購入する場合のリスクと注意点とは

高低差のある傾斜地

敷地の境界が傾斜地である場合は特に注意が必要です

段差を維持する土止め費用負担の問題があるからです

敷地の境界の傾斜地を保全する負担は高くなっている土地の所有者が負担することが一般的ですが、裁判では両者が負担する場合も判例ではあります

購入する時は段差の所有者がだれか、また将来にわたって維持管理費がいくらかかるのかということも注意が費用です

目次

境界の土留め費用は誰が負担する?

段差がある場合の負担は土地が高い敷地の所有者負担になることが一般的です

傾斜地の所有者(高い方)こ敷地が高い方が負担します
傾斜地の所有者(低い方)高いほうに土砂崩れの危険性があるために請求することもできます

判例では両者で負担するなど、事例によっても変わってきます

土留め費用は高額?

高低差のある土地は建築可能かどうか非常に時間がかかります

また、擁壁などが必要になると数百万円単位で費用負担があります

擁壁工事地盤改良工事が必要ななることも多く、もし土地価格が安い場合でも費用負担で相殺されることもあります

擁壁工事とは

各市町村で擁壁の高さによって基準が決められています

建築するには建築審査課の許可が必要になります

1㎡あたり10万円~

かかることも多くあります

地盤改良工事

地盤改良工事は軟弱地盤など建物を建てるのに不適合な土地を地盤を固く補強する工事になります

地盤改良工事は大きく分けて3つあります

  • 表面改良工法  30万円~
  • 柱状改良工法  50万円~
  • 鋼管杭工法   100万円~

まとめ

高低差のある土地は安く売却されていることも多く、ついつい予算の問題からこういった土地を検討する方も多いです

ただ、実際購入すると余計に費用がかかることも多くなります

土留め費用は1㎡あたり10万円~かかることもありますので、購入には十分注意したいものです

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この記事を書いた人

マチ不動産株式会社代表。神戸市東灘区出身。中堅マンションディベロッパーで新築マンションの販売・収益不動産の取引、仲介不動産の所長を経験後、2007年8月に独立開業して現職に至る

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