2000年代の中古マンションはそれまでのマンションに比べて大きく変化した時代でもあります
2000年代に大きく建物が進化しており、現在もその時代の建物とは大きく変わらないです
この時代のマンションの特徴について解説します
2000年代の中古マンションの耐震性
耐震基準法の改正
1971年の改正・・・柱の強度改正
1981年の改正・・・建物のねじれを防ぐバランスを配慮した改正
2000年の改正・・・阪神大震災の影響があった木造建築に対する規制の強化
マンションを建築する上において建築基準法の耐震基準をクリアする必要があります
1981年の改正が旧耐震基準から新耐震基準への大きな変化です
2000年以降のマンションはある程度の耐震性を持っていると考えられています
更に、2005年に建築士による構造計算偽造事件が起こり耐震基準を満たさない建物が建設されたために、更に2006年に建築基準法は更に改正されています
大きな地震、耐震偽装問題で建築基準法が厳しくなり、新しいマンションほどより厳しい企画で建築されています
2000年代の中古マンションの設備
バリアフリー床の登場
現在では当たりまえのバリアフリーのフローリングが発売された時期でもあります
共同住宅の場合、床の下に配管が配置されており水回りの床高が高くなり住居に当たり前に段差がありました
2000年代以前の中古マンションをリフォームで床をフラットにするには全体の床をあげるなど大掛かりなリノベーションが必要になります
ハイサッシ・2重硝子の登場
この時代にハイサッシや2重硝子などサッシの進化がすすんでいます
それまで掃き出しの窓でも180cmと男性の身長ほどのものが2mを超えるサッシが登場しています
お部屋は明るくなり開放感が生まれています
2重サッシ・ペアガラスは結露問題を解決し断熱性もアップしています
天井高が高くなる
天井高は2.4~2.6mの高い天井のお部屋が多くなり広々とした空間になってきています
2000年代の中古マンションの管理面
ペット飼育可のマンションが増えた
それまではマンションでペット飼育はほとんど無理でした
この時代より新築マンション販売の魅力としてペット可のマンションが増えました
共用部分にペットの足洗い場などペットの為の設備も登場しています
テレビモニター付きオートロックの登場
防犯面では非常に人気の設備であるテレビモニター付きオートロックもこの時代より登場してきています
合わせて宅配ボックスなども登場しており、防犯を意識したマンション販売になってきています
カメラ設置を共用部分に数か所している建物も増えてきました
まとめ
実は中古マンションは2000年代に大きな進化をしており、それ以降は目新しいものはでていません
現在、マンションのセキュリティーや快適な住空間は2000年代に多く発売されております
また、供給過多でマンション販売が競争が激しかったために、ハイグレードな物件が建築されています
建物の安心を担う耐震性も2000年代の建築基準法が厳しくなったために耐震性の高い建物が建築されています