マンションを売却する時に相場の把握は重要です
高く売却したい売主の心理に付け込み、高い査定金額を出す不動産会社もあります
高い査定金額を見た売主さんはそれが相場だと勘違いしてしまいます
意図的に高く査定した金額は売れる見込みは限りなく少なくなります
『売れる金額』
『希望価格』
を設定することで早期の売却が可能です
『売れる金額』とは
マンションの過去の売却実績『売れる金額』
ほとんどの中古マンションは過去に売却実績があります
不動産会社は過去の売却実績を基に価格査定を行うことが宅地建物取引業法できめられています
例えば同じマンションの過去の売却事例をみると
2015年8月 | 3500万円-64㎡(坪単価180万円) |
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2016年3月 | 2800万円-54㎡(坪単価170万円) |
2016年5月 | 3200万円-61㎡(坪単価177万円) |
2018年6月 | 2980万円-54㎡(坪単価182万円) |
2019年1月 | 2870万円-54㎡(坪単価175万円) |
同じマンションの価格は大きく変わることはありません
価格が変わる場合はリノベーションされているなど大きく改装されている時などは価格は300万円前後かわることはあります
浴室を変えた、キッチンを変えたという程度のリフォームでは大きな価格変化は起きません
購入者は損したくない購入行動しますので、周辺相場・過去の販売相場などから購入物件をさがします
『希望価格』で売却するには
希望価格が『売れる価格』と近ければ売れる可能性があります
乖離は1.25倍ぐらいが限界だと思います
売れる値段が2,000万円の場合『2,500万円』
売れる値段が5,000万円の場合『6,250万円』
売れる値段が1億円の場合『1億2,500万円』
販売スタート時は希望価格で売却スタートすべきです
希望価格で売却するには周辺のマンション価格の把握
中古マンションは相場はもちろんありますが、相場以上で売れる場合も当然あります
それは周辺に同レベルのマンションがない場合です
購入者は『高く買いたくない』という心理が働きますので、同レベルのマンションが複数ある場合は価格で選びます
他に物件がなければ、少し高くても購入されます
地域で同じマンションの販売具合の確認が大事になります
まとめ
『売れる値段』と『希望価格』の違いはなかなかわからないですが、販売価格は周辺の現在販売中の物件を調べることで『売れる値段』に近づきます
なかなか売れない場合は現在の周辺マンションの価格を確認しましょう