親からお金を借りて住宅購入をご検討されている方もいらしゃると思います
親からお金を貰うと税金がかかるということをご存じでしょうか?
固い事言わないでと言われる方もいると思いますが、不動産を購入すると税務署から『お尋ね』というものが来ます
不動産を購入するのにお金の出どころをはっきりさせなければいけません
親からお金を借りて住宅購入するともちろん税金はかかりませんので、金銭消費貸借契約書をしっかりとつくなければいけません
目次
親子間でも金銭消費貸借契約・借用書を作る
両親からお金を借りることで、金融機関の融資を受ける場合にかかる保証料や事務手数料などの経費を抑えることができるのでメリットは多いです
ただ、注意したいことが口約束でお金を貸してあげることで税務署から贈与とみなされ、贈与税がかかります
口約束ではなく金銭消費貸借契約・借用書を作り、順序だてて手続きを行うことで、『贈与』とはみなされなくなります
ただ、適当に作っても税務署はお金を借りたという風にはみてくれません
金銭消費貸借契約書をきっちりと作るのには7つの項目が必要です
- 貸借する金銭
- 弁済期日
- 利息
- 遅延損害金
- 期限の利益の喪失
- 規定の印紙を貼る
- 原本を大切に保管する
正式な契約書・借用書を作成してきっちりと保存するようにしましょう
借入金額に合わせた印紙
契約書には印紙を貼り付けます
そもそも、契約書になぜ印紙を貼るのかというと、印紙税法で課税文書として指定されているからです
金銭消費貸借契約を結ぶと借りた金額に応じて貼り付ける印紙が変わります
1万円未満 | 非課税 |
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10万円以下 | 200円 |
10万円超~50万円 | 400円 |
50万円超~100万円 | 1千円 |
100万円超~500万円 | 2千円 |
500万円超~1千万円 | 1万円 |
1千万円超~5千万円 | 2万円 |
5千万円超~1億円 | 6万円 |
1億円超~5億円 | 10万円 |
5億円超~10億円 | 20万円 |
10億円超~50億円 | 40万円 |
50億円を超える | 60万円 |
契約金額に記載がないもの | 200円 |
まとめ
両親からお金を借りて住宅を購入する時は必ず借用書を用意するようにします
借用書のない場合は贈与としてみられ、贈与税がかかります
住宅資金については詳しい専門家のアドバイスを受けることをおすすめします